エイビッツにおける検索エンジン対策(SEO)の考え方 【続編】
2012/05/20
前回の「 エイビッツにおける検索エンジン対策(SEO)の考え方 」の続編です。
以前、私がまだ会社員だった頃に作った、ある業種のリニューアルサイト。
それから5年くらいですか・・・
退社してからですからつい最近ですね。その前会社からSEO対策の案件を依頼され、引き受けたのですがなんとそのサイトは、私が以前リニューアルした上記のサイトだったのです。
もともとYahoo!検索では結構上位に来ていたサイトだったのですが、一昨年末に行われたYahoo!の検索エンジン、YSTからGoogleへの切り替えの際に検索順位大変動が起き、それに伴って順位がガタ落ちになったとの事。当然、検索エンジンが変わったからと言っても通用しないわけで、「なぜか年明けから自分のサイトが消えているんだよね・・・」
これはマイリマシタ。正直あれから5年も経っていますのでリニューアルと言いたいのですが、私が作ったものをSEOの為にリニューアルとは提案できず、費用も限られていて内部施策だけでどこまで上げられるかと言う大問題。
問題はコンテンツ内容が少なすぎるんです。競合他社を見ればなぜ負けているか一目瞭然なのですが、それを言ってもピンとこないらしく、どうにかすれば上がると信じ込んでいるご様子。
結果は内部施策だけでどうにか申し訳けが立つくらいまで上げましたが、当然の事ながら大赤字の作業量でした。
いい経験をさせてもらいました。
SEO対策をしたコーディング。これは確かに必要です。テーブルレイアウトよりもCSSでレイアウトした方がソースは簡略化されて軽くなり有利とされています。HTML5になってからはさらに簡略化されています。
しかし、実際に上位に来ているサイトがすべてそのようなつくりになっているかと言うと残念ながら違います。古い手法のALLテーブルレイアウトのサイトがTOPに来ている場合も多々あります。
ソースが物凄い状態になっていても上位ランクされているサイトもたくさんあります。
理由は一つではありませんが、その中の最も重要な理由。
それは、サイトがユーザーサイドに立っているかどうかではないかと思われます。コンテンツにユーザーが求めている情報が掲載されているか?
「こんな事説明しなくてもわかるだろう。。。」と思っていることが、実際にはユーザーさんが求めている情報だったりします。
よく言われる事ですが、「コンテンツ内容の充実!」これが一番の肝であり、核心部分かもしれません。
BtoBの業種はまた違いますが、それ以外の業種は、「サイトに訪れるお客様はその業種のプロではない!」と肝に銘じなくてはいけません。
一番最初にすべきSEO対策は、サイトのオーナー様自身がすべき事であり、サイトのオーナー様にしか出来ない事でもあるかもしれません。業種のプロですから。