SOHOの一番の強みは金額?いや、それは丁寧な仕事!
2014/06/18
SOHO、個人事業と言うと一般的には制作会社よりも安く出来る、と言うイメージを持っている方が多いように思います。
SOHOの良いところってなんだろ?と自問自答していた頃があります。つい最近までですけども・・・
昨年末より某制作会社内で制作業務を行っておりまして、ここしばらくは休日に細々と小遣い稼ぎ程度の自営しかできない状況であります。それでもお問い合わせいただけることに感謝!
そんな制作会社内のお仕事を通して見えてきたものがありました。
会社に入ると丁寧さは必要であっても、まずは案件を片付けることが最優先になる場合が多いように思います。毎月固定給をいただける見返りに、会社の運営維持の為にそれ以上の売り上げを出さなくてはならない。
自分の仕事に満足したい気持ちはどんなクリエイターにもあると思いますが、それ以前に運営の維持が最優先。自然とやっつけ仕事が身についてくるものです。
先日、裁ききれない案件のコーディングを某有名大手に発注したことがありました。
いろんな雑誌にコラム等を書いていたり、超~有名会社です。コーディングルールまで制定している・・・と言っちゃうとわかってしまうか!? 伏せておこう!
テンプレートのコーディングのみだったのですが、外見がさすがな仕事でしたが、一般的には関係のないWEBサイトの裏側、ソースを見てびっくり。
確実に使いまわしと思われるソース。コメント等に全く関係のない名前が入っていたり。文字化けしていたり・・・
リソースを使いまわすと言うのはどこでもある事であり、それが効率化につながるのですが、これはないだろ?
テンプレートなのでソースをこちら側でいじる事をわかっているのにね。
やっぱりそこまで考えてお仕事をしないといけないと思うわけでして。
かなり忙しい制作会社様で、営業さんは「まだ余裕があります!」と言って引き受けてくれた急ぎの案件でしたが、コーダーさんにとっては無理やり押し込められた案件とみてとれました。
会社ってそんなもので、それが当たり前。
相対してSOHO。
毎月の固定給は無し。いつも翌月の収入を気にしながらのお仕事ですが、いざ仕事に入ると時間を忘れる。定時なんてものはSOHOには無く。満足できるまで昼夜を問わず制作しているのではないでしょうか?少なくとも私の回りのSOHO仲間は皆そう!
金額ではないのです。SOHOの強みは。丁寧な、とことんまでクリエイターが突き詰めた成果がそこにはあります。気持ちの込め方がちがうと思います。
技術は制作会社。複数の人間がいるしね。
SOHOには出来る限界はある。しかし、丁寧さだけは負けません。
たぶんですけど・・・
さぁ、自分だったらどっちを取るかな???
会社に丁寧さを持ち込みたいと奮闘する阿部でした。それではまた。